ホーム > 彩寺記

彩寺記

[77]  [78]  [79]  [80]  [81]  [82]  [83]  [84
2011/01/03 (Mon)
境内雪

花は無心に蝶を招き
蝶は無心に花を尋ぬ     良寛


花に蝶がとまっている

花と蝶には招こうという思いも,
尋ねようという思いもない。

そこには,
ただ縁があるのみ。

縁によって出会い。
縁によって別れる。

江戸時代の僧,良寛の歌。


2010/12/01 (Wed)
22庭 

煤(すす)はきて 心の煤は かえり見ず
        


松尾芭蕉門下の俳人、越智越人の句。

年の暮。
大掃除で家の隅々まで綺麗にしたが、
我が心の煤を払わないまま
新年を迎えた句。

気付かないうちに、
少しずつ積もる心の煤。
放っておくと、シミになります。

 


2010/11/13 (Sat)
落葉 

秋が深まるにつれ,木々が秋色に染まってきました。

その下では,石蕗(つわぶき)が,黄色い花を咲かせています。


石蕗
2010/11/01 (Mon)


執着しない

ある家に着飾った美しい女性(福の神)がやって来ました。
主人は喜び家に上げました。
 
すると,すぐあとから粗末な身なりの女性(貧乏神)が入ってきたので
主人は驚き追い返しました。

「先ほどの福の神は私の姉です。私たちはいつも一緒です。
私を追い出せば姉もいなくなります。」
そう言って,貧乏神が去ると福の神も去ってしまいました。
                                  (仏教聖典より)
いたずらに悪いことをきらい,善いことだけを求めると,
善いことも姿を消すかもしれません。
善いこと悪いこと二つをともに超えて,いずれにも執着しない心を持ちたいものです。




2010/10/26 (Tue)
朝晩涼しくなり,やっと秋らしくなってきました。
落葉前の庭では,ひっそりと花たちが咲いています。


   huyou huyou
         酔芙蓉                           赤く染まった酔芙蓉


huyo engel
       酔芙蓉(八重)                  エンゼルトランペット


kiku hujibakama
       秋明菊                         藤袴
<< 前のページ 次のページ >>
最新記事
(04/11)
(04/04)
(04/02)
(04/01)
(03/29)
カレンダー
03 2025/04 05
S M T W T F S
3 5
6 7 8 9 10 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30
ブログ内検索
浄土宗西山禅林寺派 常林院     〒601-8317 京都府京都市南区吉祥院新田弐ノ段町2-1     TEL.075-691-9658