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彩寺記

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2010/11/01 (Mon)


執着しない

ある家に着飾った美しい女性(福の神)がやって来ました。
主人は喜び家に上げました。
 
すると,すぐあとから粗末な身なりの女性(貧乏神)が入ってきたので
主人は驚き追い返しました。

「先ほどの福の神は私の姉です。私たちはいつも一緒です。
私を追い出せば姉もいなくなります。」
そう言って,貧乏神が去ると福の神も去ってしまいました。
                                  (仏教聖典より)
いたずらに悪いことをきらい,善いことだけを求めると,
善いことも姿を消すかもしれません。
善いこと悪いこと二つをともに超えて,いずれにも執着しない心を持ちたいものです。




2010/10/06 (Wed)
人と くらべない

  
咲いた咲いた
  チューリップの花が
  ならんだならんだ
  赤白黄色
  どの花見てもきれいだな


赤白黄色のチューリップ。
チューリップたちは,となりの色と比べることもなく咲いています。

となりと比べて,となりが自分よりよく見えてしまう人間。
比べる心には「苦」が生まれます。



2010/09/01 (Wed)
いかりなき その日の うれしさ      八木重吉                    

「腹が立つ」ということは、日々の生活の中でよくあることです。
ぐっと我慢しても,1日中気になって何も手につかなくなったり,
かと言って,怒りにまかせて文句を言っても後から「言い過ぎたかな。」とやはり気になってしまったり。
 
腹が立つと言うことは,時間と心のエネルギーを使います。
できれば,その日1日を平穏に過ごしたいものです。
 

仏教では「怒り」は煩悩の1つとされています。
煩悩を無くすことはできませんが,その怒りの原因を見つめて,自分なりに気持ちの切り替えができれば,怒りを表に出さないですむかもしれません。

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