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彩寺記

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2022/07/24 (Sun)


今は亡き人のために、私たちができることは「供養」です。
供養にもいくつか種類があります。

①物の供養
 お花を供える。飲み物や好きだった物を供える。

②法の供養
 お経を読む。お線香やロウソクを灯す。

③心の供養
 亡き人を思い出す。「こんな人だったよ」と伝える。
 亡き人のことを忘れない。

心の供養は目に見えませんが、「思い出す」「忘れない」ことは大切な供養です。


作家の下重暁子さんが著書の中で「思い出すということは、死者をよみがえらす作業」とおっしゃっています。
「私は亡くなった人のことを時々思い出し、話題にするようにしています。
その時、死者はよみがえり、生前の形を取って生き返るのです」と。

亡き人の思い出話をしているとき、その人の姿が目に浮かび、
話をしている人たちの心も満たされていくように感じます。

供養とは、供養される者だけのものではなく、供養される者と供養する者が、
共により良くなっていくものなのです。
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