ホーム > 彩寺記

彩寺記

[20]  [21]  [22]  [23]  [24]  [25]  [26]  [27]  [28]  [29]  [30
2021/11/14 (Sun)


当寺では、毎年11月14日に十夜会を勤めます。
十夜会とは、「十日十夜念仏会」の略で、十日間、昼夜を通してお勤めする念仏法要のことで、阿弥陀様に感謝をする法要です。

今から約550年前、伊勢守平貞経(いせのかみたいらのただつね)の弟、貞国(さだくに)が、現世に無常感じて、京都にある真如堂で三日三夜念仏修行を始めました。

三日目の明け方、髪を切り、出家して仏門に入ろうと決心し、まどろんでいると、
夢に僧の姿をした菩薩が現れ、出家をとどめ吉兆を告げて消えてしまいました。

すると、翌日、ある事件で兄の貞経が職を退き、貞国は三日後、夢のお告げの通り、家督を継ぎ、執権職となりました。

貞国はありがたく思い、三日三夜に続き、七日七夜の念仏法要を行い、合わせて十日十夜を勤めました。
これが、十夜の始まりと言われています。

主に浄土宗系のお寺でお勤めされていますが、一般寺院では、十日ではなく、一日で勤めることが多いようです。
2021/11/01 (Mon)



吾唯足知(われただたるをしる)


無いものばかり
数えると
心は貧しくなり
欲が生まれる

あるものだけを
数えると
心は豊かになり
感謝が生まれる
2021/10/26 (Tue)
 

暑さが長引き、今年は少し遅めの秋となりました。
当寺の境内は、いつもならソメイヨシノがゆっくり紅葉をし始める頃なのですが、
今年は毛虫が大量に発生し、葉がほどんど食べられ、紅葉する前に落ちてしまいました。


 

ソメイヨシノの下で、ツワブキが咲き出しました。

紅葉はしなくても、秋の花たちも、秋の訪れを知らせてくれます。
2021/10/15 (Fri)



境内に酔芙蓉(スイフヨウ)が咲いています。
酔芙蓉は、朝早く白い花を咲かせ、しだいにピンク色に変化し、夕方にはしぼんでしまう一日花です。
その様子が、酔って顔が赤くなるようなので、酔芙蓉と呼ばれています。

色の変化は、時間とともに、花弁にアントシアニンが蓄積されることで赤みが増すそうです。
学名にハイビスカスの文字を持っているように、その大きな花はハイビスカスを思わせます。


 
      朝は白い花

 
    しだいにピンクに
2021/10/01 (Fri)



一人でいると 孤独感
二人でいると 劣等感
三人でいると 疎外感


山奥で
誰にも知られず
咲いて散る花

誰とも比べず
周りも気にせず

ただ一心に
自分の命を
生きている


一心になれない
私たち人間

<< 前のページ 次のページ >>
最新記事
(07/18)
(07/02)
(06/13)
(06/03)
(05/24)
カレンダー
07 2025/08 09
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
ブログ内検索
浄土宗西山禅林寺派 常林院     〒601-8317 京都府京都市南区吉祥院新田弐ノ段町2-1     TEL.075-691-9658